【Bプロ】「絶頂*エモーション」と「無敵*デンジャラス」って、やっぱり並行世界なのかも

※2期第8話までの感想も含みます。


2016年夏アニメとして放送された「B-PROJECT~鼓動*アンビシャス~」の続編が、2019年1月から放送されています。
その名も「B-PROJECT~絶頂*エモーション~」
ずいぶん刺激的で、思い切ったタイトルですよね。

制作会社、監督、シリーズ構成などスタッフも新たに制作された今作ですが、各話に物語の伏線が張られていて全体を通して楽しめる1期のいいところと、ユニットやキャラ個人を今まで以上に深掘りする要素が上手くミックスしたなという印象です。

B-PROJECTというグループに焦点を当てた1期と、ユニットや個人に着目した2期。
少しずつ謎が多かったBプロの内側へとクローズアップしていきます。

 

 

1期と比較して物語的な大きな変化といえば、なんといってもKiLLER KiNGのメンバー4人の登場でしたね。
2017年6月にリリースしたアプリ「B-PROJECT 無敵*デンジャラス」や、2017年8月の舞台「B-PROJECT on STAGE『OVER the WAVE!』」では一足早く登場していましたが、アニメではほぼ初登場。
(声なしでの初登場は、1期「B-PROJECT~鼓動*アンビシャス~」第5話の回想シーンでした。
ガンダーラミュージックの養成所の候補生だった彼らが、先にユニットデビューすることになったキタコレ、THRIVE、MooNsの後ろで佇んでいます)

アプリや舞台では、導入部分からKiLLER KiNGはBプロに加入していたため、ついにアニメでも足並みを揃え14人体制になりました。


ところでB-PROJECTのゲームアプリ版である「無敵*デンジャラス」は、アニメと別軸なのか同軸なのか結構考えてしまいます。
1期の最終話で決裂をしたはずの夜叉丸朔太郎さんが、チュートリアル時点でナビゲーター役として颯爽と登場しているんですよね。

もちろんアプリのメインストーリーでも、アニメ1期で見せたようにユニークで頼りがいのあるイケメンオネエな姿を披露しています。

 

スクリーンショット

引用:© B-PROJECT/アプリ「B-PROJECT 無敵*デンジャラス」CHAPTER9 秘密の合図03

 

別軸だと私が感じるのは、それぞれの登場のタイミングの違い。
乙女ゲームを原作とする作品では、ヒロインの恋愛相手として複数の組み合わせがあり様々な並行世界線が暗黙で存在していると感じますが、現時点でB-PROJECTシミュレーションゲーム作品ではないので改めてちょっと考察)

アニメでは、1期第1話からA&Rである澄空つばさちゃんが登場して、最終話で夜叉丸さんはBプロが所属するガンダーラミュージックから離れます。
KiLLER KiNGの加入は、夜叉丸さん不在のその後を描いた、2期第1話においてです。

一方アプリでは、ゲームチュートリアルからA&Rである主人公(プレイヤー、仮想つばさちゃん)が登場します。
14人体制で始まったストーリー序盤で、夜叉丸さんはBプロと決別してない様子。

以上のことを踏まえると、アニメ版とアプリ版のB-PROJECTの世界って、時間軸が後か前かではなく、やっぱり並行世界なのかもしれないと最近強く思います。
名前や姿形は同じなのに、関係性や役回りが違うパラレルワールドではないかと。


世界線が違えば、夜叉丸さんがガンダーラミュージックを辞めてBプロのメンバーと袂を分かったり、つばさちゃんに対して言いがかりめいた怒りをあらわにすることはなかったのかもと考えると、一体どこでルートがズレたんだろうと気になっちゃいますね。

夜叉丸さん目線か、つばさちゃん目線かで、過去や事実の捉え方は真逆なくらい変わります。
置かれた状況を素直に受けとめきれなかったある意味人間くさい部分が、アニメ版夜叉丸さんの原点なのかもしれません。


本当は対立しなくてもよかった、ハラハラとした関係…。
いつどんなきっかけで、寂しさや悔しさ、負の感情をエネルギーにしていた心に光が差すのか。
復讐の鬼の片鱗をまた覗かせた夜叉丸さんが向かう先を、早く知りたいですね。

 

 

アプリは、2019年春に「無敵*デンジャラス」から「B-PROJECT 快感*エブリディ」へのリニューアルが予定されています。

もう一つ私が知りたいのは、アプリ版の夜叉丸さんは、果たして裏表のない光の夜叉丸さんなのかということ。
本当は何かを仕掛けてくるのに光属性オネエの皮を被った闇の夜叉丸さんなのではと、こちらもドキドキしてしまいます。
アニメの続き同様アプリのストーリーも楽しみにしたいですね。

 

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